環境省は、高圧トランス、高圧コンデンサーなどPCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の処理促進のため、経済産業省と連携して全国統一台帳を整備する。長年の課題となっている未把握案件掘り起こしの抜本的な強化策となるもの。
13日に開催された環境省の検討会で、PCB廃棄物処理基本計画の改定案が了承された。処理拠点の連携、全国規模での推進など新たな事業体制へ転換。現状のままでは2037年度末と見込まれる完了時期を25年度末に短縮する。機器の設置情報を基にした統一台帳によるチェックにより、なお残る未届けの廃棄物や使用中製品の把握を徹底、期限順守を確実なものとする。
(平成26年5月15日 化學工業日報 より)