PFAS(有機フッ素化合物)分析
PFASとは
PFAS(ピーファス)とは、有機フッ素化合物のうちペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称で、1万種類以上の物質があるとされております。その代表的な物質は、PFOS(ピーフォス: ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ピーフォア: ペルフルオロオクタン酸)です。
PFASは主に防水加工剤、泡消火薬剤、コーティング剤等に広く用いられています。 しかしこれらの物質は、難分解性、高蓄積性、長距離移動性 という性質があり、また発がん性などから人体への健康被害が懸念されています。
現在、欧米を中心に法規制が強化されています。国内においては水道水、河川水、地下水等のモニタリング調査が実施されており、近年では暫定目標値を超える地点が多く問題視されています。
PFAS分析
水質・土壌・排ガス・製品・産業廃棄物等の様々な試料に対応
- 水質(河川、海水、地下水、排水、下水等)
- 土壌・底質
- 排ガス(焼却炉、工場内、ボイラー等)
- 製品(プラスチック、ゴム等)
- 産業廃棄物
まずはご相談下さい。上記以外の媒体においても検討いたします。
分析方法
分析対象 | 分析方法(例) |
水道水 | 平成15年 健水発第1010001号 別添4 |
環境水 | 令和2年 環水大水発第2005281号・環水大土発第2005282号 |
排水 | JIS K 0450-70-10:2011 |
土壌 | 土壌中のPFOS、PFOAおよびPFHxSに係る暫定測定方法(溶出量試験) |
農用土壌 | 土壌に含まれるPFASの一斉分析暫定マニュアル ~土壌採取から測定まで~ |
排ガス | PFOSおよびPFOA含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項 |
肥料 | 肥料等試験法(2023) |
基準値
国内
名称 | PFOS/PFOA | PFHxS |
水道水質基準 | PFOSとPFOAの合算値として 水質管理目標設定項目に追加 目標値(暫定) 50ng/L 2020年 | 要検討項目に追加 2021年 |
水質汚濁に係る 人の健康の保護に 関する環境基準 | PFOSとPFOAの合算値として 要監視項目に追加 指針値(暫定) 50ng/L 2020年 | 要調査項目に追加 2021年 |
費用
【例】
対象媒体:地下水
分析項目:PFOSのみ
標準納期:試料到着後、約10営業日。
費用: 40,000円(税別)