人体に有害なPCB(高濃度ポリ塩化ビフェニール)廃棄物を処理する施設がある北海道の室蘭市が、新たに西日本エリアから出るPCBを受け入れることになり、福岡県の代表者が室蘭市を訪れ感謝の意を伝えました。
福岡県 鐘ヶ江弥生環境部長)
「高濃度PCB廃棄物の無害化処理要請の受け入れという、室蘭市と北海道の英断に対し、心より感謝を申し上げます」
北九州市や大阪市などの処理施設が3月に稼働を終えたことで、西日本エリアの高濃度PCB廃棄物の受け入れを国から要請され、7月に道と室蘭市が安全確保などを条件に受け入れを決めました。理由は、施設が安全操業を続けていることや、余力を持って処理が可能なことなどからです。
PCBは食品公害「カネミ油症事件」の原因物質で、国が全額出資する施設が無害化処理を進めています。
(2024年10月25日 HTB北海道ニュース より)※動画あり