西日本で排出PCB廃棄物 室蘭市の国施設で処理の協力要請

  • 2023年12月22日
  • 2023年12月22日
  • PCB関連

 環境省は、室蘭市に対し、来年度以降、西日本で新たに排出されるPCB廃棄物を市内にある国の施設で処理したいとして協力を要請しました。

 環境省の担当者は21日、室蘭市役所を訪れ、青山剛市長に有害物質のPCB=ポリ塩化ビフェニルを含む廃棄物の処理に関する協力要請書を手渡しました。
室蘭市にある国の施設「北海道PCB処理事業所」では、道内や東北などから集められたPCB廃棄物の無害化を進めています。
PCB廃棄物の処理施設は、室蘭市のほか、東京都や福岡県など全国5か所にありますが、このうち3か所が来年3月までに事業を終了することになっていて、国は、来年度から2年間、西日本で新たに排出された廃棄物の処理を室蘭市で行いたいとしています。
 要請書を受け取った青山市長は、「直ちに判断はできない。地元への説明や議論、環境負荷や合理性など総合的な状況を踏まえて判断をしていく」と述べ、慎重に検討を進める考えを示しました。
 一方、要請書を渡したあと、取材に応じた、環境省環境再生・資源循環局の角倉一郎次長は、現段階では処理を要請する廃棄物の量はわからないとしたうえで、「地域の方にご理解いただけるよう、丁寧な説明に努めてまいりたい」と話していました。

2023年12月21日 NHK 北海道 NEWS WEB より)※動画あり

 

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