銘板が無く素性不明の安定器があって、X線透過撮影で判別して欲しいとのご依頼をいただきまして、X線透過装置にて内部を観察しました。
X線透過撮影とはレントゲン撮影のことで、X線を照射することによって物体の内部を観察することです。
今回撮影した蛍光灯安定器が以下の物です。
PCBが使われている安定器には内部にコンデンサが内蔵されておりますので、このコンデンサが有るかないかが鍵になります。
X線透過撮影した写真が以下です。
上下にコイルがあるのが観察できますが、コンデンサは有りません。よってこのコンデンサはPCB不使用であることがわかります。
このように素性の不明の安定器もX線透過撮影で観察すればPCB不使用機器だと分かることがありますので、ご連絡くださいませ。
安定器のPCB処分期限は過ぎておりますが、もし見つかった場合は該当する自治体やJESCOにご相談ください。
