溶接業務を行う事業所様からマスクフィットテストを行ってほしいとのご依頼をいただきまして、測定を行ってきました。
2023年4月1日より、労働安全衛生法施行規則が改正され、金属アーク溶接を行う室内作業場において、作業従事者に対してマスクの適合性確認(マスクフィットテスト)が義務化されました。
マスクフィットテストとは、マスクが顔に密着しているかを確認するテストです。マスクが適切に密着していないと、ヒュームを吸い込んでしまい健康被害につながる可能性があります。健康被害が生じると労使双方に良いことはありません。
マスクフィットテストには、定性的フィットテストと定量的フィットテストの2種類があります。
定性的フィットテストは、マスクを装着した状態で、サッカリン溶液を噴霧して、甘味を感じるかで判断します。定量的フィットテストは、マスク内外の粒子数を計測して、漏れ率を算出します。今回は定量的フィットテストを行いました。
マスクフィットテストは、作業従事者の健康を守るために重要なものであり、事業者は、従事者に対して適切なマスクフィットテストを実施する必要がございます。
弊社ではマスクフィットテストを行っておりますので、お問合せくださいませ。溶接事業以外でもフィットテストは行えますので、正しくマスクが装着できているかの確認にご利用いただけます。