廃材を焼いたらどれくらい減少するか知りたいとのご依頼をいただきまして燃焼実験を行いました。
お預かりした廃材を下の写真のようにるつぼに入るくらいの大きさにカットしました。
試料を3つ作成し、それぞれ重量を量り、下の写真の様に電気炉内に試料を入れたるつぼを設置しました。
電気炉の扉を閉めてお客様ご希望の800℃で2時間加熱しました。
加熱後の廃材はガラス繊維らしき残渣が残っていました。
この廃材の強熱減量は平均で約70%でした。つまり、この廃材を800℃で2時間焼却すると残渣が約30%生成すると予想されます。実際には焼却する量が違いますし、炉の形も温度分布も実際の物とは違うかと思いますので、全てが当実験通りのデータになることはありませんが、残渣量がおおよそ見当がつきますし、残渣がどのようになるか、どのような形状になるかを事前に知ることができるのでその分メリットはあるかと思います。
弊社では1000℃までの加熱実験が可能ですので、ご希望の際はご連絡くださいませ。