絶縁油のPCB混入の有無を測定して欲しいとの依頼をいただきまして、お客様のところにお伺いして変圧器絶縁油を採取してきました。電気室はいろいろな重電機器設備が置かれていて狭い場合もあったりしますので、いくつか注意する点があります。
- まず採油作業は、必ず電源を遮断し、周囲の安全を確認してから行います。高圧の電気に触れると感電して、感電したまま離れられないこともあるそうですので、通電している場合は確実に電源を落としてから採油することは大前提です。
- 電気室の中はケーブルや配線がいたるところにありますので、注意を払ってそれらを引っ掻けたりして切らないように注意しなければいけません。
- 下部の排油栓から採油する時は床面に油が垂れないように、オイルパン等の適切な養生を行ってから採油容器をあてがって採油します。
- 上部のハンドホールから採油するときはボルトを外す必要がありますので、碍子に傷をつけたり割らないように注意をしながらボルトを外します。
- 場合によってはきつい態勢で採油することもあります。
- 電気を落としているので照明が必要であったり、ものすごい埃っぽいこともあるのでマスクや眼鏡も持参した方がよいでしょう。
- 採油した後は、栓がしっかり閉まっているか、油漏れが無いか、ハンドホールのボルトは適切な強さでしっかり締まっているか、あと、道具の置き忘れは無いか今一度確認しましょう。
弊社では測定するだけではなく採油も可能ですですので、採油もお任せしたい場合はご相談くださいませ。ただし高圧電流のON・OFFは出来ませんので施設の電気主任技術士にお願いしてください。
お客様のご依頼をお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。