絶縁油の酸価測定は何を測定しているのですか。

 絶縁油の酸価は、その油中に含まれる酸性化合物の量を測定する指標です。具体的には、脂肪酸や酸化物などの有機酸が存在すると、これらが油中水分と反応して酸となり絶縁油の絶縁性能を低下させる原因となります。このため、絶縁油中の酸性化合物の量を測定することにより、その油の品質や劣化度合いを判断することができます。酸価は一般的に、mgKOH/gという単位で表されます。

 酸価は食用油にも使用されている指標で、酸価値が高い食用油は、酸化しやすく、劣化が進みやすくなります。

 

 

絶縁油試験の最新記事

>《分析依頼・ご相談窓口》

《分析依頼・ご相談窓口》

受付時間 9:00 - 18:00 (土・日・祝日除く)
お気軽にお問い合わせください。

CTR IMG