電子顕微鏡を廃棄するので付随の変圧器絶縁油中にPCBが含有していなか測定して欲しいとのご依頼をいただきまして採油してきました。
現地に行ってみると、電子顕微鏡はある程度メーカーさんで解体されており、変圧器内部の絶縁油もポリ容器に移されている状態でした。おおよそ50リットルくらいでしょうか。ポリ容器内の油をスポイトで採取して採取完了です。今回は採取が楽でした。測定の結果、PCBは不含有でしたので通常廃油として処理できます。
電子顕微鏡の他にX線回折装置やX線透過装置(いわゆるレントゲン)にも絶縁油入りの変圧器が付随しているもがあります。中には変圧器内部にコンデンサが有ったりしますので、その場合はコンデンサも取り出してその絶縁油もPCBの混入の有無を調べないといけません。
電子顕微鏡やX線装置を廃棄の際はまずメーカーに絶縁油が使われているか、PCBが混入している可能性があるかを確認し、可能性があればPCBの濃度分析を行ってください。
弊社でも採取及び測定は可能ですので、その折はご連絡くださいませ。