変圧器ガス分析のご依頼をいただきました。変圧器を使用していると内部でガスが発生してきます。そのガスが絶縁油に溶解しますので、絶縁油中野ガス成分の比率から過熱や放電等の現象を調べることができます。
絶縁油を採取する際には、泡立てないように容器にゆっくりと油を注ぎこみます。さらに容器のフタを締めた際に空気が入っていると、その空気だまりに溶解ガスが溜まってしまい、測定時にフタを開けた際にガスが揮散してしまいますので、そうなると正しい測定が出ない場合がありますので採取後は容器に空気が入らないようにしなければいけません。その確認は、ゆっくりと容器の上下を反対にしてコポコポと音がならなければOKです。
日本環境アセスでは変圧器絶縁油や潤滑油の試験を行っていますので、劣化診断・状態監視の測定の際はお問合せくださいませ。