シーリング材中のPCB含有判定

  • 2022年9月16日
  • 2022年9月16日
  • PCB関連

シーリングにPCBが混入しているか調べて欲しいとのご依頼をいただきました。

シーリング材とは、住宅やビルなどの建物の防水性や気密性を保つために、外壁や窓枠等の継ぎ目や隙間に施工されるペースト状の建築材料です。

いくつかあるシーリング材の種類の内、ポリサルファイド系シーリング材という種類のシーリング材の可塑剤としてPCBが使用されていました。シーリング材はほぼ建物で使われおり、PCBは1972年に使用が禁止されましたので、1973年以降の建物には使われていません。

と言っても1972年以前のポリサルファイド系シーリング材の全てにPCBが使われていたわけではありません。使っている会社もあれば、使ってない会社もあり、一時期使っていた会社もあります。

なので一次判定として、まずはポリサルファイド系シーリング材であるかを判定します。 ポリサルファイド系シーリング材でなければPCBは含まれていません。ポリサルファイド系シーリング材であればPCBの混入の疑いがあるので二次判定として化学測定を行います。

一次判定は日本シーリング工業会で行っております。
https://www.sealant.gr.jp/tec/pcb#pcb06

弊社は二次判定から行っておりますので、その際はお問合せくださいませ。

 

 

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