今年3月に停止していた北九州市にある有害物質PCB=ポリ塩化ビフェニールの処理施設が、操業を再開しました。
北九州市若松区の「北九州PCB処理事業所」は、国と市の立ち入り検査で安全が確認されたことから、6月1日に操業を再開しました。
国が管理するこの施設は、当初、6年前までに処理を完了する予定でしたが、作業が遅れて今年3月まで期限を延長。しかし、期限に間に合わず、3月以降、操業を停止していました。
その後、国が2年間の再延長を求め、北九州市が「地域振興の財政支援」などを条件に承認していました。国は、定期的に進捗を管理し、2024年3月までに処理を完了させる予定です。