高濃度PCB廃棄物は、国が全額出資した特殊会社である中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)を活用し、処理施設ごとに定める処分期間内で処分する必要がありますが、その期限が迫っております。
こうしたなか、各都道府県・政令市において行われた高濃度PCB廃棄物等の把握のための掘り起こし調査での発見事例や、処分期間が徒過した北九州事業地域における発見事例が生じております。今般、こうした事例に関する2021年度上半期の状況を踏まえた資料が公表されました。
これを受け、経済産業省から当会に対し、高濃度PCB廃棄物の保管等の状況について、当会の会員企業に改めて確認を行うよう周知してほしい旨、依頼がありました。関係各位におかれましては、いま一度確認いただき、保管等している場合は、確実かつ早期にJESCOに処分委託手続き等を行っていただきたく、お願い申し上げます。
<参照資料>
- 掘り起こし調査等における高濃度PCB廃棄物・機器の発見事例
http://pcb-soukishori.env.go.jp/about/pdf/discovery_case.pdf?20211112 - 計画的処理完了期限後に発見された継続保管事例
http://pcb-soukishori.env.go.jp/about/pdf/storage_case.pdf?20211112
<問い合わせ先>
経団連環境エネルギー本部(e-メール=junkan@keidanren.or.jp)