キュービクルの更新工事を行うので、その中に設置してある変圧器の絶縁油中のPCBの測定をして欲しいとのご依頼をいただきまして、採取に行ってきました。
電気保安管理者様に電気を停めていただいて屋上に設置されている2台の変圧器から採油しました。
採油作業は2台で15分程度で終わりました。
採取したのは日曜日で、翌週末に入替工事を行うので、大急ぎで結果を出して欲しいとのご要望でした。採油後すぐに自社実験室に戻って測定に取り掛かり、翌日には結果をお伝えすることができました。
本来は2週間前に採油を行う予定でしたが、雨天で日程が流れて工事の1週間前に採油を行うことになりました。
なぜ工事の前に油中PCB有無の確認が必要かといいますと、PCBが入ってない場合は工事のその日に搬出でき、入っていた場合は保管する必要があるからです。屋上に設置してあるので、搬出にはクレーンが必要になります。当日までにPCBが含有しているか、していなかが分からないとクレーンで下におろしていいかわからないので、その日は現地に置いておくしかありません。後日PCB不含有で移動させる場合は再度クレーンを呼ばないといけないので、その分費用が掛かります。
弊社では採油も測定も自社で行えますので急ぎの案件にもフレキシブルに対応いたしますのでその際にはお問合せくださいませ。