絶縁油ガス分析のご依頼をいただきました。
絶縁油は使用していると、様々なガスを放出します。その中でもメタンやエチレンなどの炭化水素に着目して、その成分比を調べてみると、変圧器の状態が分かります。
また、その成分比から過熱状態なのか放電状態なのかも診断することができます。
その評価も、
正常、要注意Ⅰ、要注意Ⅱ、異常 と4段階に分けて区別することができます。
変圧器では過負荷による異常過熱で内部巻線が焼損したり、絶縁油の劣化による絶縁不良あったりするなどの事故が起こったりします。
経年劣化によるものが多いので、定期的にガス成分等の絶縁油を測定してみて内部異常の兆候をつかむことが大事です。