弊社お客様より、電気室に保管してある使用済の変圧器とコンデンサにPCBが含まれているか調べて欲しい、とのご用命を受けまして電気絶縁材として使われている絶縁油を採取してきました。PCBは絶縁油に溶け易く、絶縁油中のPCBを測定することにより、含有or不含有が判断できます。
計10台の変圧器やコンデンサ等の重電機器がありまして、その内の7台のPCB検査が終わっていないとのことでした。
午後からお伺いし作業をしましたが、 この日は晴れた日で、 作業してると汗も噴き出すくらいの暑さでしたが、1時間ほどで終了しました。
試料は弊社分析室にて分析し、1週間で報告書を発送致しました。
変圧器や開閉器はフタを開けるだけで採油できるので、割と簡単にできると思いますが、コンデンサは穴をあけないと採油できなくて、スポイトが無いと取れません。スポイトの径も穴の径に合わせないといけないので、ご自身で採油する場合はそこらへんの事や穴をあける位置をどこにするかなど準備・検討が必要です。
また、コンデンサは、夏の暑い日に穴をあけると噴水のように油が飛び出してくる場合がありますので注意が必要です。慣れてないと油がご自信の肌に付いて暴露したり、床を汚染させてしまいます。
ご自身で採油は難しい場合は弊社経験豊富な社員が採油致しますので、その際はご用命くださいませ。