記事によると、この世界的なコロナ禍でアルコール飲料工場が閉鎖に追い込まれ、アルコール飲料が供給不足に陥っている中、外国の一部の地域では密造酒が出回っているそうです。
アルコールにはいろいろなアルコールがあります。例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール等様々なアルコールがありますが、飲用としてもちいられているものは、通常はエチルアルコールです。
エチルアルコール(エタノール)に似た成分で、メチルアルコール(メタノール)というものがあります。エチルアルコールもメチルアルコールも似た名前だし、よく聞くアルコールでもありますが、人体に対する影響は違います。
メチルアルコールは有毒で、特に視神経に影響を及ぼし、視力の低下を招き、接収量によっては失明し、記事にあるように死亡したりしますので、体内に入れない方がいいです。直接触ることも避けた方がいいでしょう。安全データシート(SDS)によると、人の半致死濃度は1400mg/kg(0.14%)となっいます。
メチルアルコール濃度が数%のお酒を飲酒したらとても危険な状態に陥ることでしょう。
厄介なのは、この密造酒が普通の商店で販売されていて誰でも入手が容易ということです。消費者はまさかこのような毒物が店頭に置いてあるとは思いもしないことでしょう。当分は海外での飲酒は気を付けるに越したことはなさそうです。 輸入するにしても、その製造元、製造工程(原料・過程)には気を配った方がいいかと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f68356c218dea8c3b2136c0d92fbcc50ce8f941
ロシアではこのような事故もあるそうです。どんなにアルコールが受給不足でも飲料に使ったもの以外は絶対に口にしてはいけません。
アルコールにはいろんなアルコールがあり、全てを口にしてもいいというものではなく、有毒有害な成分もあるということを覚えておきましょう。