コンデンサから絶縁油が漏れ出してコンクリートに付着してしまったということで、コンクリート試料のご依頼をいただきました。
長年保管してある変圧器やコンデンサ等の機器類は、ほとんどが鉄製でできています。外面を塗装して防錆しているとはいえ、塗装が剥がれ金属がむき出しになると次第に腐食してきます。
腐食(さび)が進むと小さな穴が開きますので、そこから少しずつ油が漏れ出してきます。保管倉庫にはおそらく毎日行くわけではないかと思いますので、気づいた時には広範囲にわたって油が漏れていた…とういうこともありますので、使用済みの変圧器等の機器類にはトレイを敷くなどして漏油対策をお願いします。
コンデンサの採油時には、ドリルで穴を開けます。採油後は塞いているかと思いますが、夏場など気温が高い場合は油が膨張してパンパンになり油が浸み出してくる場合がありますので、汚染を広げないためにもトレイを下に敷いて保管するようにしてください。