お客様より、コンデンサ機器内にあった絶縁物を測定してPCBの濃度測定を行って欲しいとのご依頼を受けまして、測定することとなりました。(写真参照)
試料を拝見すると、絶縁紙や金属くず等が入っており、絶縁紙は油が浸み込んでいました。ということは元来、絶縁油は入っていたかと思います。
コンデンサの場合は、通常は内部の絶縁油を抜き取ってPCBの測定を行いますが、当該コンデンサは油量が少なかったので採油できなかったのかもしれません。
試料には油が付着しているようですので、油を抽出して油中のPCB濃度を求めます。
このようなケースはたまにあったりしますので、その際は絶縁紙などからPCB濃度を求めることができる場合がありますので、その折はお問合せくださいませ。